久喜市商工会工業部会講習会
『これからの産業廃棄物処理について』
▼鈴木勇吉氏 |
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工業部会の講習会が、11月14日(水)、『これからの産業廃棄物処理について』をテーマに開催されました。 講師の鈴木勇吉氏は、大蔵省理財局入省を経て、(社)全国産業廃棄物連合会・(社)日本産業廃棄物処理振興センター・(財)産業廃棄物処理振興財団・廃棄物学会・埼玉県環境アドバイザー等を歴任、現在は滑ツ境政策研修所代表取締役会長をつとめる産廃に関するエキスパートともいえる道を歩んで来られた方です。 日本の産廃が表面化したのは、高度経済成長を遂げた1960年代、大気汚染や水質汚濁から、公害対策基本法が施行され、その後、手直しや新たな項目が付け加えられ、現在の産廃処理法や資源有効利用促進法(リサイクル法)家電リサイクル法に至る形になったとの事でした。 特に、昨年の6月に改正となった『排出事業者との処理業者の責任』が、これまでと違う点を分かりやすく説く等、参加者が思わず身を乗り出す実用的で重要な内容でした。 また、立場を変えて消費者の視点として、ドイツの消費者が家電品等を選ぶ際、参考にするのは各メーカーの社会貢献度や企業努力と聞き、おおいに考えさせられました。地球環境を守る為に、我々消費者がグローバルな視点で品物選びをする事により、企業に評価を下すのが最善なのではないか、一消費者として警鐘を鳴らされた思いがしました。 |