平成ことばじゅく
ETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)
ETC(Electronic Toll Collection System)とは、有料道路の通行料金を止まらずにに自動的に支払いが行われるシステムです。このETCを利用する為にはクレジット会社へETCカードの発行申し込みをし、カーディーラーやカー用品店などで車載器の購入、取り付け、及び、セットアップ(車載器に車両情報を登録する作業)を完了しなければなりません。装着した車両は「ETC専用」又は「ETC/一般」の料金所のゲートを通過する事により、設置してある路側アンテナと車両器との間で、通行料金に関する情報などを無線で交信する事により、料金所で車を停めることなくスムーズに通過できます。
JH(日本道路公団)によりますと、高速道路で発生している渋滞箇所で最も多いのが料金所で、全体の3割を占めているそうです。ETCシステムを導入する事で、1レーン/時間当たり約230台の処理能力から、3〜4倍に当たる約800台に向上すると見込んでいるそうです。
これにより利用者の利便性向上(ノンストップ・キャッシュレス)、料金所周辺の排気ガスや騒音の低減、管理コストの節減等の効果が期待されています。既に、今年3月30日からJHが管理している、東関東自動車道・新空港自動車道・館山自動車道・京葉道路・千葉東金道路・東京アクアライン・東京アクアライン連絡道の千葉地区45料金所及び、首都高速道路公団が管理している大井集約・市川集約・錦糸町集約・湾岸浮島・三ツ沢集約・狩場集約・浦和南集約・浦和南(入口、出口)・浦和北・与野の11料金所でサービスが開始されます。更に、秋頃を目途に全国の約540料金所でサービスを提供する予定です。