広報委員ルポ
久喜工業高等学校 その1
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| 走査電子顕微鏡 |
今回は、埼玉県立久喜工業高等学校(野久喜474)をご紹介します。
久喜工業高等学校は、電機科・工業化学科・機会科・環境化学科の5科6クラス3学年約720名がいます。特色としては、現在社会に欠かす事のできないパソコン(全校で約250台)が、充実していて、各科でさまざまな形で利用されています。更に、各々のパソコンがネットワークに接続され、情報やプリンターを共有しています。
通常科目が6割、専門科目が4割とのことで、思ったより普通科との差はありませんが、実習棟の二階を臨んだ時、生徒数に比べ校舎が広くのびのびとした雰囲気に。施設的にも恵まれていると感じました。環境化学科は、県内でもここのみの学科で、大気・水質・土壌の分析・微生物利用のバイオ科学、新素材の科学・リサイクル技術等を学びます。もう一つの特色として、最大20万倍の世界が広がる走査電子顕微鏡があり、実習にも活躍しています。
実習風景は、一クラスが4班10人位に分かれ一班につき一教室と一〜二人の教師が指導する形を取っているとの事でした。実習では、昔ながらのアナログ的な基本をマスター、その後、コンピュータ等を使用するデジタル的な応用に移るとの事で、双方をマスターするとの事でした。
進路は、昨年結果で進学と就職ほぼ半々。4年制大学はほとんどが推薦、その他、短大・専門学校と様々です。就職では、世の就職難とは関係なく、約8倍の求人があり、市内はもちろん多くの企業から引っ張り凧この事でした。校内で出会った生徒は、きちんと挨拶するさわやかな印象の皆さんでした。
同校施設内にある防災拠点施設悠久館については次号で紹介します。
(佐藤菊代委員)