平成ことばじゅく
アニメルセラピー(animal therapy)
ペットセラピー、ペット療法ともいわれるが、正式にはアニマル・アシステッド・セラピー(AAT、animal assisted therapy)といい、動物介在療法と訳されます。広い意味では動物との触れ合いを人間の心身の健康の向上、及び、生活の質の向上に役立てる事を指しますが、狭義には、医師や医療士などの指導のもとに治療プログラムの一環として、動物を活用する事を指します。治療目標を設定し、経過を見ながら行われる医療行為として、乗馬やイヌの世話などをリハビリに取り入れたり、動物との触れ合いを感情障害の治療に取り入れたりしています。それに対し、老人ホームやホスピス、各施設などで動物と触れ合う機会を作り、コミュニケーションや生活の質の向上を図ったり、心のケアに役立てられたりすることは厳密に言うと療法では無いという観点からアニマル・アシステッド・アクティビティー(AAA、animal assisted activity)つまり、動物介在活動として区別されています。アニマル・・アシステッド・アクティビティーには、獣医師を中心としたボランティアが多く活躍しています。